2年1学期中間数学その2
北信中学校2年生のみなさん、こんにちは。
文字の種類が増えた計算にはもう慣れましたか?「単項式」「多項式」「次数」など、なんのことか言えますか?
式の計算は、一つずつ式を変形していって同類項を整理していく単調な作業ですが、実はいくつものワナがかけられていて、けっこうミスしやすい部分です。
具体的に例を挙げて、それぞれの対処法を書いておきますので参考にしてください。
教科書 p13 例3 ( )の前にマイナスがある場合、中の符号を変えるのを忘れがちです。
( )を外す作業と同類項を集める作業を同時にやろうと欲張る人は犯しやすいミスです。
p15 例7 分数式の計算です。左側の解き方の三段目の式を必ず書くようにするとミスは減ります。
でも一番多いミスは分母を払うために4倍してしまうミスでしょう。文字が入った式でも、それは数量の大きさを表しています。勝手に大きさを変えることはできません。
一方、方程式は数量の大きさではなく式と式が等しいという関係を表していて、両辺に同じ数をかけても関係は変わらないので、分母を払ったり小数を整数にしたりできるのです。
p17 例3(2)割り算を掛け算にするために逆数にするとき、分数の右についた文字は分子といっしょに分母に移ります。
問4のまちがい例のどこがまちがっているか、もうわかりますね。
p19 問1 式の値は与えられた式を簡単にしてから代入するのが鉄則です。そのまま代入することは今後ほとんどないと思いましょう。
以上いくつか例を挙げましたが、ミスをできるだけしない方法、してしまったミスを二度と繰り返さない方法はひとつだけ。計算の途中過程をきちんと書くことです。それによってルールが確認され、自分のしたミスを発見できる、つまり、これから先まちがえることが少なくなるのです。